婚約指輪はいつつけるものなのでしょうか?
「婚約期間中は毎日?」「職場でもつけていいの?」「結婚後もつける?」「つけない場合はどうやって保管したらいいの?」など、婚約指輪をつけるタイミングについて疑問をもっている人もいるでしょう。
今回は、婚約指輪をつけるタイミングとマナーについて解説します。
また、もらった婚約指輪を結婚後も身につけたいと思っている人のために、普段使いにおすすめの婚約指輪デザインやメンテナンス方法も紹介します。
・婚約指輪はもらった日からつけてOK! TPOに合わせたマナーを守ろう
・普段使いするなら石座が低く引っかからないデザインが身につけやすい
・正しい保管、メンテナンスで婚約指輪を末永くキレイに保とう
いつからいつまで?婚約指輪はいつつけるもの?
「婚約指輪は○○の時からつけてよい」「結婚したら婚約指輪は○○の時だけつける」など、婚約指輪をつけるタイミングに厳密なルールはありません。
大好きな彼からもらった大切な婚約指輪ですから、もらったその日からつけてOK。
喜んで婚約指輪を身につけてくれる姿に、「喜んでもらえて嬉しい」「婚約指輪を贈ってよかったな」と彼も嬉しくなるでしょう。
また、「アクセサリーはNG」といった規則がなかったり、華やかなジュエリーがふさわしくない職場でなければ、仕事中に婚約指輪をつけても大丈夫。
指輪をつけたことで周りから、「婚約したんだ! おめでとう!」と祝福の声をかけてもらえる場合もあるかもしれませんね。
結婚後も婚約指輪をつける?
婚約指輪は「婚約期間中だけ身につけてよいもの」という決まりもないため、結婚後も婚約指輪を身につけられます。結婚後も婚約指輪を身につけられます。結婚指輪と重ねづけするのもステキですね。
ハナユメが行なったアンケートによると、結婚後も婚約指輪を毎日身につけている人は15.2%。
おでかけやパーティなど、特別なタイミングで身につける人が多いようです。
せっかくの婚約指輪ですから、結婚指輪との重ねづけがしやすいデザインのものを選んで、結婚後も積極的に婚約指輪を身につけてみてはいかがでしょう。
婚約指輪をつけるシチュエーション別のマナー
婚約指輪の身につけ方は、特に難しいものではありません。しかし、TPOに合わせた周りへの配慮も必要です。TPOに合わせた周りへの配慮も必要です。
婚約指輪を美しく保つためにも、次のシチュエーション別のマナーを押さえておきましょう。
・普段の生活
・スポーツや力仕事
・職場
・実家への挨拶や帰省
・結婚式やパーティなどのフォーマルな場
・お葬式などの弔事
・子どものお世話
・子どもの入学式や卒業式
普段の生活
特別感のある婚約指輪は、普段使いNGだと思っている人もいるかもしれませんが、婚約指輪の普段使いはマナー違反ではありません。
しかし、料理や洗い物、お風呂、温泉など、水に触れるタイミングでは外したほうがよいでしょう。
金属やダイヤで食器を傷つけてしまったり、洗剤で指輪が抜けやすくなって紛失してしまったり。石座と宝石の間に洗剤や汚れが溜まったりする可能性があります。
スポーツや力仕事
スポーツ中も婚約指輪を身につけることはできますが、人と接触するようなスポーツをする場合は、宝石で相手を傷つけてしまうことがないよう外しておいたほうがよいかもしれません。
また、手に力が加わるスポーツのときも外すことをおすすめします。
例えば、テニスのラケットやゴルフクラブのような硬いものと婚約指輪がぶつかることで、変形したり傷がついてしまったりする可能性があります。宝石を留めている枠や爪が変形すれば、宝石がとれてしまう可能性も。
重いものを持ったり、力仕事をしたりする際も同様です。
職場
「アクセサリーは禁止」「華美な装飾は避ける」などの規則がなければ、職場で婚約指輪を身につけるのもマナー違反ではありません。
しかし、女性の多い職場や独身の先輩が多い職場、堅い雰囲気の職場などでは、結婚している先輩に相談しながら婚約指輪を身につけていいかを判断するのが賢明です。
多くの人は結婚が決まったことをお祝いしてくれるでしょうが、「職場に婚約指輪はふさわしくない」「幸せそうな姿に傷つく」という人もいます。相手の状況や考え方によっては、職場で婚約指輪を身につけることに対していい顔をしない人もいることを覚えておきましょう。
実家への挨拶や帰省
結婚挨拶が済んで、両親から結婚を承諾してもらえているなら、婚約指輪を身につけて帰省したり、彼の実家へ足を運んだりしても大丈夫。しかし、結婚挨拶前や両親が結婚を渋っている状態なら控えたほうがよいかもしれません。
「まだ結婚を許した覚えはない!」「挨拶もまだなのに先走って」など、礼儀を知らないと思われてしまう可能性があるため慎重に判断しましょう。
しかし、両親が結婚を快く承諾してくれているようであれば、「ステキな指輪をもらって、大切にされているんだな」「婚約指輪を贈れるほど立派になって」など、両親を安心させることができるでしょう。
結婚式やパーティなどのフォーマルな場
婚約指輪のような華やかなジュエリーは、結婚式やお祝いごとのパーティに華を添えてくれます。
婚約期間中はもちろん、結婚後も婚約指輪を身につけて出席しましょう。
とはいえ、昼間のフォーマルなパーティでキラキラし過ぎるジュエリーを身につけるのはマナー違反。婚約指輪のデザインによっては控えたほうがよい場合もあるので注意しましょう。
お葬式などの弔事
お通夜やお葬式、○回忌などの法要の際は、婚約指輪は控えるのがマナーです。
「パールのネックレスを身につける人もいる」「結婚指輪は外さなくていいのに……」と思うかもしれませんね。
パールは「涙をあらわすもの」とも考えられ、1連ネックレスなら弔事に身につけてもOK。
しかし、黄色がかったものや、金具がゴールドのものはNGとされるようです。また、結婚指輪もゴールドやダイヤのついたもの、デザインが華やかなものは控えるのがマナー。
そのため、結婚指輪のように普段使いしていたとしても、婚約指輪は外して出席しましょう。
子どものお世話
婚約指輪を身につけて子どものお世話をしてもマナー違反ではありませんが、外したほうがよいでしょう。
赤ちゃんは大人に比べて皮膚が薄く肌が弱いです。
ちょっとしたことで傷ができてしまうこともあるため、婚約指輪は外したほうが安心。爪なしのものや石座の低いものなど、ひっかかりにくいデザインだったとしても、外してお世話をするようにしましょう。
また、キレイに磨いていても隙間に汚れが溜まっている可能性もあります。感染症などの心配もあるため、赤ちゃんに触れる際は、婚約指輪を外して優しく触れてください。
子どもの入学式や卒業式
入学式や卒業式はあくまで子どもが主役です。フォーマルな場面でもあるため、あまり派手なデザインの婚約指輪なら、身につけるのは控えたほうがよいでしょう。
しかし、婚約指輪を身につけることでフォーマルな印象になったり、お祝いに華を添えたりすることもできます。婚約指輪のデザインや、子どもが通う学校の雰囲気、ほかのママたちの様子を見ながら判断するのがよいかもしれません。
状況を見てつけ外しができるよう、婚約指輪のケースを持って行くと安心ですね。
普段から婚約指輪を身につけたい人のために、次章で普段使いしやすい婚約指輪についてみていきます。
結婚後も毎日婚約指輪をつけたい!普段使いしやすいデザインとは?
婚約指輪の普段使いを考えているなら、次のポイントを押さえた指輪選びをおすすめします。
・ひっかかりにくい
・石座が低い
・色味が肌になじむ
それぞれ解説しましょう。
ひっかかりにくい
婚約指輪には宝石がついているのが一般的。そのため、宝石を留めるための爪のデザインによっては、爪がひっかかって宝石が落ちたり、服を傷つけたりする心配があります。なるべくひっかかりにくいデザインのものを選ぶとよいでしょう。
ひっかかりにくい宝石の留め方には次のようなものがあります。
【伏せ込み】アームに穴をあけて宝石をセットし、周りを地金で囲んだもの。
いつまでも美しく!婚約指輪の保管・メンテナンス方法
婚約指輪を保管する際は、次の点に注意しましょう。
・鑑定書や保証書も一緒に保管する
・長期間保管する場合は時々ケースのふたを開けて空気の入れ替えをする
また、身につけた後は汚れや汗を拭き取ってからしまうようにする、汚れが目立つようになったらプロにクリーニングしてもらうなど、丁寧にメンテナンスしながら保管することで美しい状態を長く保つことができますよ。
婚約指輪をリメイクして普段使いできるようにする方法もある!
「結婚指輪との相性がよくない」「年齢を重ねてデザインが派手に感じるようになった」「サイズが変わってしまって……」といった場合は、身につけやすいようにリメイクするのもよいでしょう。
母親や祖母から受け継いだ婚約指輪を流行のデザインにリメイクするのもステキですね。
婚約時の思い出を大切に、そのままの状態で保管するのもよいでしょう。でも、もし“タンスの肥やし”になってしまっているようなら、普段使いしやすいデザインにリメイクする方法もあることを、ぜひ覚えておいてください。
まとめ
今回は、婚約指輪をつけるタイミングとマナー、普段使いにおすすめの婚約指輪デザインやメンテナンス方法などをご紹介しました。
要点をまとめると・・・
・婚約指輪はもらった日からつけてOK! TPOに合わせたマナーを守ろう
・普段使いするなら石座が低く引っかからないデザインが身につけやすい
・正しい保管、メンテナンスで婚約指輪を末永くキレイに保とう
この記事を参考に、大切な婚約指輪をいつつけるのか知り、TPOに合わせてステキに身につけましょう!
コメント