顔合わせの手土産の選び方で悩まれる方も多いのではないでしょうか。
また、そもそも手土産が必要かどうかもわからないという方もいることでしょう。
そこで今回は顔合わせの時の手土産の選び方や予算、人気の手土産まで詳しく紹介します。さらには手土産の渡し方やマナーまでも触れていきます。
この記事を読めば手土産の相場や喜んでもらえる手土産がわかり、安心して顔合わせ当日を迎える事ができるでしょう。
・手土産は相手の好みをリサーチし両家で予算をある程度揃える
・地元の名産品は話のネタになるので、手土産に最適
・手土産は部屋に入り挨拶してから渡す
顔合わせでの手土産は準備すべきか?選び方と相場
両家顔合わせでは、手土産を準備するようにしましょう。
しかし、手土産に何を選べばいいのか、またどれくらいの金額が相場なのか悩む人も多いでしょう。
この章ではそんな手土産の選び方について紹介します。
手土産を選ぶ前に!確認すべきポイント
手土産は相手に喜ばれるものを選びたいものです。逆に相手に失礼になるような手土産を選ばないよう配慮することも大切です。
以下、手土産を選ぶ際に知っておきたいポイントについて紹介します。
1.手土産の代表例は菓子折りや縁起物
菓子折りや洋菓子、こんぶなどの縁起物が手土産として多く選ばれています。
どれを選んだら良いか迷ってなかなか決められない場合や、手土産をじっくり選ぶ時間がない場合は、人気商品や定番商品などの一般的に選ばれているものであれば間違いはないでしょう。
2.相手の好みをリサーチする
手土産は両親が選ぶことも多いため、相手の両親の好みをしっかりリサーチし、相談して選ぶようにしましょう。
特に相手の嫌いなものは避け、なるべく好きなものを選ぶことができれば相手に喜んでもらえるでしょう。
3.地元の銘菓や特産物を選ぶ
地元の有名なお菓子や特産物があれば、お土産として相手に渡すと喜ばれます。自分の地元のことを知ってもらえたり、話のきっかけづくりにもなるためオススメです。
ただ、生ものなどの日持ちがしないもの、かさばるような持ち帰りしにくい手土産は逆に失礼にあたることもあるため、なるべく避けるようにしましょう。
手土産の相場
手土産の相場は、一般的に3,000円~5,000円程と言われています。
しかし、この金額はあくまでも相場として捉え、手土産の費用については、あらかじめ両家で話し合って決めておくようにしましょう。
どちらか一方が高すぎたり安すぎたりすると、気まずい雰囲気になり肝心の顔合わせにも影響が出てしまうこともあります。
手土産の費用は両家で事前にすり合わせし、差が出ないようにバランスをとると良いでしょう。
ここでは、手土産を選ぶ際のポイントと相場、費用についての心構えについて紹介しました。
次の章では、先輩カップルを例に相手に喜ばれる手土産を紹介していきます。
先輩カップルが選ぶ!評判の良い手土産5選
具体的にどんな手土産がオススメなのか、知りたい方も多いでしょう。
ここでは、先輩カップルが選んだ評判の良い手土産を紹介します。
1.地元の銘菓
前章でも少し紹介しましたが、先輩カップルに一番人気なのは地元の銘菓です。もちろん、両家の出身地が別の場合に限られますが、あまり馴染みのないお菓子は、貰う側としては嬉しいものです。
また、地元の話は知らない人にとっては珍しく、顔合わせの際の話題としても広がりやすいため、雰囲気作りとしては最適な手土産と言えるでしょう。
2.お茶やコーヒー
お茶やコーヒーも手土産に適しています。中には甘いものが苦手な方もいるので、その場合、お菓子は良い選択とは言えません。
また、お茶やコーヒーは手土産の相場感でも割と上等なものを揃えられるため、相手方がお茶やコーヒーが好きな場合はもちろん、普段スーパーなどで買えないようなものを贈ると非常に喜ばれます。
3.地元のお酒
相手方がお酒が好きな場合は、地元のお酒を手土産に贈ると良いでしょう。地酒は、その土地に行かなければなかなか手に入らないものも多く、非常に特別感があるため、相手に喜ばれることでしょう。
また、先ほどの地元の銘菓同様、地元話など話題のきっかけ作りにもなります。ただ、相手の両親のうち片方はお酒が好きでも、もう片方は飲めない、苦手という場合もあります。
その場合は、地元のお酒と銘菓のように組み合わせて渡してあげると、配慮が行き届いた対応と言えるでしょう。
4.最中(もなか)などの和菓子
最中やどら焼きなどの和菓子は、合わさっている形が仲の良い夫婦や両家の結びつきをイメージさせるという意味でも結婚というお祝いの席にはぴったりのお菓子と言えます。
特に相手方が和菓子好きということであればピッタリでしょう。
5.バームクーヘンなどの洋菓子
バームクーヘンは切った断面が樹木の年齢のように見えることから、年を重ねる夫婦をイメージさせることができ縁起が良いものとして有名です。
ここまで、喜ばれる人気な手土産を5つ紹介しました。どれもジャンルとしては日常的に馴染みがありながらも、「地元」といったキーワードなどがあると特別感が出てきます。
ですがその一方であまり適していない手土産もあります。
手土産に適していない品物は?
手土産は何でもいいというわけでもなく、実は縁起が悪いとされているものもあるんです。
例えば「羊羹(ようかん)」は食べるときに切り分けることから「別れ」を連想させるためあまり適していないとも言われています。
その他にも、日持ちするかどうか、かさばり持ち運びしにくいものなどは避けたほうがいいでしょう。
次の章では、手土産の渡し方や熨斗(のし)の書き方について紹介します。
手土産の熨斗の書き方や風呂敷の有無は?
手土産の熨斗の書き方や包む方法ひとつで、相手に与える印象は大きく変わります。
ここでは、それぞれのポイントについて紹介します。
熨斗の書き方
今では堅苦しいからという理由で手土産に熨斗をつける人も少なくなってはきましたが、マナーとしてつけるべきだと考える人もいることでしょう。
手土産に熨斗をつける場合は、以下のことに注意しましょう。
・自分の苗字を、水引きの下に書く
風呂敷って必要?紙袋でも問題はない!
手土産を持参するときは、風呂敷に包まず紙袋で渡しても問題はありません。
最近では風呂敷を使う人も少なくなってきており、購入したお店の紙袋で渡しても失礼には当たりません。
しかし、日本では古くから心を込めて何かを贈る時、布や紙などで綺麗に包み、相手や品物への敬意を表しました。
そのため風呂敷で持っていくと、きちんとしているなという印象を相手にも持ってもらえることでしょう。
ここまで手土産の渡し方、熨斗の書き方などのポイントについて紹介しました。
次の章では、顔合わせ当日のスケジュールと手土産を渡すタイミングについて紹介します。
顔合わせで手土産を渡すタイミングは?当日のスケジュール
いざ顔合わせ当日を迎えて、どのタイミングで手土産を渡せば良いのか迷う方も多いでしょう。
ここでは、顔合わせのスケジュールに沿って、注意すべきポイントを紹介していきます。
手土産を渡すタイミングと渡し方
手土産を渡すタイミングは、両家が初めて顔を合わせ、挨拶をするタイミングがベストです。
ただ、気持ちが焦るあまり、食事会などの会場に入る前や相手宅の玄関先で渡してしまうと、強引で不躾な印象を与えかねません。
お店であっても自宅であってもしっかり部屋に入り、一呼吸置いた後で渡すようにしましょう。
また、できれば手土産に関するプチ情報を交えた言葉を添えるようにしましょう。
渡す際には「よかったらどうぞ」でも悪くはないですが、例えば、「地元で有名な○○というお菓子です。お近づきのしるしに是非召し上がっていただきたくて」などその後の会話のきっかけになるような言葉が良いでしょう。
初めて会ったばかりの時は緊張しますが、そんな時に気の利いた一言が言えると、話しやすい、良い印象を与えることができます。
ここだけは注意!手土産を渡す時のマナー
風呂敷や紙袋に包んでいる手土産はきちん取り出してから渡すのがマナーです。
手土産を取り出したら汚れなどがないか素早く確認し、渡す相手側の正面に手土産がくるように渡します。
相手側に渡した後には、紙袋や風呂敷を差し出して持ち帰れる状態にしましょう。
当日のスケジュール例
顔合わせを成功するためにも、流れを一通り押さえておくと良いでしょう。
ここでは、食事会を例に顔合わせ当日のスケジュール例をチェックします。
2.両家が自分の家族を紹介
3.記念品交換(場合によっては、ここで手土産を渡す)
4.「今後も末永くよろしくお願いします」の挨拶
5.乾杯、食事会スタート
6.記念撮影
7.男性側の父親が締めの挨拶
家庭環境や段取りにより多少の違いはあるものの、上記が基本的な流れになります。当日は不安や緊張もあるでしょう。
一連の流れをあらかじめ頭に入れ、シミュレーションしておくことで、落ち着いて顔合わせを楽しむことができるでしょう。
顔合わせでの手土産を渡すタイミングと当日の流れについて紹介してきました。
次の章では、お礼状の必要性について説明します。
顔合わせの後はお礼状を出すと丁寧な印象になる
無事顔合わせが終わったら、相手の両親へ「顔合わせのお時間をいただき、ありがとうございました。」という旨のお礼状を出しましょう。
ちょっとした言葉を添えるだけでも、「丁寧でしっかりした人だな」と好印象を与えるでしょう。
また、最近ではつい簡単にやりとりができるメールやLINEなどで済ませがちですが、しっかり手紙に手書きしましょう。
お礼状を出すタイミングは、顔合わせが終わった当日、遅くとも翌日には出すようにしましょう。
日が空かないほうが、よりしっかりしている印象を与えます。
これから家族になり、長い付き合いのスタートとなる顔合わせで、最後までしっかり気をかけることが良好な関係を築くことにつながります。
事前の準備から終わりまでどれだけ気を遣えるかが顔合わせ成功のカギです。
手土産選びや振る舞いに気を付けることはもちろん、お礼の気持ちをしっかり伝えるようにしましょう。
最後に改めて確認したい方へ、顔合わせはどんな場なのかをみていきます。
一般的に両家顔合わせはどのような事をするの?
両家の顔合わせは、結婚の挨拶を含めた結婚報告とそれぞれの両親を紹介しあう一大イベントです。
また、結納と顔合わせを一緒に行うカップルもいます。しかし、一般的にどのような事をするのか分からない方もいるでしょう。
ここでは、顔合わせや結納で何をするのかについて形式ごとに紹介します。
両家顔合わせのみ
両家顔合わせのみの場合、食事会形式で行うことが一般的です。
お互いの家族を紹介しあったり、結納前であれば、段取りを両家で話し合うことがメインの時間になります。
基本的には、和やかな雰囲気の中で食事を楽しみながら親睦を深めることが目的ですが、最近では、結納をしない代わりに、新郎新婦が記念品の交換をするなどのイベントを盛り込むことも多いようです。
最低限のマナーや進行の流れはあるものの、気軽に食事をしながら親睦を深める意味合いが大きいカジュアルな形式と言えます。
結納+両家顔合わせ
結納と両家顔合わせが一緒の場合は、結納の流れを組んだ、堅い形式になります。
結納品を取り交わしたりといった、古くからのしきたりを重んじる儀式的な流れに沿って、結婚挨拶や両家の自己紹介をします。
地域性や両家のしきたりによって形式に違いはありますが、結納は、両家の縁を結ぶために行う儀式であるため、親睦を深める食事会スタイルの顔合わせとは目的が異なります。
よって通常の両家顔合わせのみの場合よりも、緊張感のある雰囲気になるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は、顔合わせの手土産の選び方や顔わせの流れについて紹介しました。
要点をまとめると・・・
・手土産は相手の好みをリサーチし両家で予算をある程度そろえる
・地元の名産品は話のネタになるので、手土産に最適
・手土産は部屋に入り挨拶してから渡す
この記事を参考に、手土産の選び方や渡し方のポイント、顔合わせ当日の振る舞い方を押さえ、顔合わせで良い印象を与えられると良いでしょう。
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